あなたがマローンならわたしはストックトンになりたい

元NBAの選手、ジョン・ストックトンをご存じの方はわたしと同年代の方でしょうか。豪快なダンクシュートや超ロングの3ポイントシュートなどが注目されがちなNBAにおいて、地味な風貌の一見目立たない選手ですが、いまだ誰にもやぶられていないとんでもない記録を持った唯一無二の選手です。


※今も大事に持っているユニフォームレプリカ。

 ジョン・ストックトン

ジョン・ストックトンとは、ユタ州に本拠地を置くユタジャズに在籍した元NBAプレイヤーです。ポジションはポイントガード、司令塔、スラムダンクでいう宮城リョータと同じです。これまでにアシスト王9回連続、スティール王2回を獲得し、初代ドリームチーム(バルセロナ五輪)に選出されています。

今もやぶられていない、通算アシスト15,806本、通算スティール3,265本は歴代ナンバーワンの記録です。アシストとはゴールの直前に出したパスのことであり、スティールとは相手のボールを奪うことです。

チームメイトのカール・マローンというパワーフォワードとのホットラインは、わたしが最も愛すべきプレースタイルでした。点取り屋のマローンが相手のディフェンスを交わしてゴール前へ走る、それをわかっているストックトンはノールックで針の穴を通すような正確無比なパスを送り、受け取ったマローンが確実にゴールする。
ストックトンは遅攻型のポイントガードであり、ゆっくりした攻めですが、相手のスキを見逃さず、自身もドライブできるし、外からもシュートが打てる。相手ディフェンダーはストックトンから離れられない闘いにくい相手だったでしょう。

とにかく普段から冷静で、あまり感情を表に出す人ではありませんでした。常に自分のメンテナンスを心掛け、19年間のキャリアのうち17シーズンで82試合全試合出場を達成しています。

1997年わたしが二十歳のとき、ヒューストンロケッツと対戦したユタジャズは第6戦、同点で迎えたラスト1.6秒でストックトンが放った3Pシュートが決まり劇的なブザービーターでチーム史上初のNBAファイナル進出となりました。

このときわたしは実家を離れひとり暮らし、テレビ放送が見れずに両親にビデオ録画を頼んだものの録画ができておらず、呆然としたことを覚えています。この試合、3Pシュートを決めたストックトンが珍しく感情を爆発させて大喜びしたのです。

それから約30年、当時の動画をネットで検索すると探せます。約30年の時を経てわたしはこのストックトンの姿を見ることができたのは感動もので、今でも鳥肌が立ちます。

結局この年と翌年連続でファイナルに出場するものの、マイケルジョーダン率いるシカゴブルズに敗れ優勝することはかないませんでした。リアルなスラムダンクのような話です。

 かげで支える

経営者の方はもちろん経営が本業です。それを支える方はたくさんいて、わたしのような税理士もその中の1人といえます。
ストックトンはマローン、そしてチームをかげで支えていました。税理士にはいろんなタイプの人がいますが、わたしは経営者をかげで支えられるようになりたいと思っています。

誰も思いつかないようなミラクルな節税方法(ダンクシュート)はわたしにはお見せすることができませんが、愚直に地道な財務や税務をサポートするアシストはさせていただいています。
財務や税務に限らず、わたしが対応できる事は当然アシストしています。

手書きでやってきた記帳をIT化したい、Excelを使って自分で記帳したいがやりかたがわからない、そういったこともアシストしてきました。

経営者はゴールを決めるため、ゴールリングを見ています。わたしはそのゴールを決めるためのアシストをしたいのです。

というと、いつでも連絡が取れてなんでもしてくれる便利屋と思われるかもしれません。何度も書いていますがわたしは電話を使いませんのでいつでも連絡が取れるわけではありません。
できることとできないこともありますので便利屋でもありません。
ただ、電話以外でのメールなどのご連絡に関しては、翌営業日中までに返信すると決めていますので、そのようなご連絡に対し適切にお返事をしますし、ご相談にも応じます。

24時間いつでもそばにいることはできませんが、お客様がゴールを狙うためにわたしは正確なアシストを出すことを狙っています。派手なシュートは1本も決めることはできませんが、細かなアシストが必要になることもあるはずです。

 信頼関係がものをいう

ストックトンはマローンを信頼していましたし、マローンもストックトンを信頼していました。19年もの間大きな喧嘩もせずに、同じチームで長くプレイしたことからもわかることです。

マローンの言葉の中で印象的なものがあります。
ストックトンからの正確なパスを必ず決めるマローンは、「わたしは何もしていない。ゴールに向かって走っていたら目の前にボールがあった。それをつかんでリングに放っただけだ。」
マローンはストックトンを信頼しているからこそゴールに向かって走れるし、ストックトンも走るマローンを信頼して、正確無比なアシストが出せるのです。

信頼を得るには何が必要でしょうか。
・嘘をつかないこと
・依頼された事は確実にこなすこと
・真摯に向き合うこと
・わかってもらえるように説明すること
・上からものを言わないこと
・約束を守ること
・連絡すること
・相手が不快になるようなことを言わないこと、しないこと
・怒鳴らないこと
・話を聞くこと
・穏やかでいること

書ききれませんが、これらの小さいことはどちらか一方だけに必要なことではなく、双方にとって必要なことです。
このような信頼関係を長く続けてこそ、小さなアシストと大きなゴールが決まるのです。

  • 直近の出来事
    日々のウォーキングで筋肉痛になっています。わたしはまだまだストックトンやマローンのようには走れないようです。