今年の税理士試験も2日目が終わり、残り1日となりました。何度も書いていますが、長かった税理士試験、こんなことをやってきて、こんなことを考えてきたということを書いてみます。

※愛用した電卓と筆記用具。
理論の回転と細かく見ること
計算問題と理論問題、どちらか一方しかない受験科目もありますが、わたしが受験した税法科目に関してはどちらもあり、そしてとくに私は理論問題が苦手でした。といっても、どちらかといえば、というレベルの話ですが。
理論は何度も何度も覚えては忘れての繰り返しだということは以前のブログにも書きました。これは仕方ないです。時間をかける以外に暗記する方法はありません。ただ、これを繰り返しやっていくと、ときに「あれ、これこの言い回しだったっけ?」とか、「どこかでも似た言葉なかったかな」といった細かい部分が気になることがあります。当然まずは枝葉からではなく幹から暗記する必要があると思いますが、この枝葉もおさえていくとさらにしっかりした理論暗記になっていきます。
そのときわたしが実践していた方法ですが、Wordに理論の条文を入力して細かい部分を確認する方法です。以前のブログにも書いたアウトライン機能を使ってすべての条文を入力していきます。例えば所得税であれば理論テキストの1-1の理論から最後の理論まですべてを入力するのです。量が多いと大変ですが、コツコツ入力します。

正確に条文を入力したあとはナビゲーションウィンドウの出番です。Word上段のリボンから表示を選択、そこのナビゲーションウィンドウにチェックを入れると画面左側に見出しが表示されます。これの良いところは文書の検索ができるので、ここに気になる語句を入力して確認することができるのです。
例えば「することができる」を検索すると条文の中にある「~することができる」と定められた条文がすべて検索できるというわけです。「~することができる」の条文だけを集めて暗記するという使い方もできるのです。
道具にこだわる
他にも道具にこだわりました。電卓にこだわる方もいらっしゃいます。わたしはCasio派でした。とはいえ電卓はそこまでのこだわりはなく、単純にCasioに慣れているというぐらいでした。
わたしが道具にこだわったのは筆記用具です。まずはボールペンですが、いろいろ試した結果、ゼブラのサラサドライが一番使いやすかったです。色は青色、水性のジェルインクで紙なじみが良く、そして書いた後あっという間に乾くので、手でこすれて解答用紙が汚れるということがなかったです。問題用紙が黒の文字なので、青色のメモ書きなどは目立つという効果もあります。
ボールペンは計算問題用、理論問題用としては万年筆を使っていました。万年筆はピンキリで100円程度のものから数百万円するものもあります。税理士試験用に高価なものは不要ですが、経験上ある程度の金額は出した方が良いです。わたしは1万円程度のものを使っていましたが、欲をいえば3万円程度のものが良いと感じていました。その差は歴然、3万円以上のものになるとペン先が本当にこれは万年筆なのかというほど柔らかくしなるのです。もともと万年筆は筆圧が少なくてすむ筆記具です。さらにペン先が柔らかいと腕にかかる負担が全く違ってくるのです。
受験生はおわかりでしょうが、2時間の試験で考えられないほどの量の理論を筆記しなければならないので腕への負担は相当なものです。わたしはプラチナ万年筆を愛用していました。これはしばらく使わなくてもインクが固まることなく使用できるというメリットがあり、それがとても気に入っていました。1万円程度のものだったので多少カリカリ感がありました。高級品になるとヌメッとした感じになります。万年筆、取扱店舗で試し書きをすることをおススメします。全然違うことがよくわかります。
受験できたことに感謝する
最後にその年、その日に受験できたことに感謝する気持ちを忘れないことが大事です。わたしは毎年、受験するまでの間にいくつもの関門があると感じていました。
まずは、ビジョンをもって勉強を開始すること。そして1年間勉強しながら受験の申し込みを遅れずに、申し込みに間違いがないように済ませること。受験票が無事に届くこと。体調管理に気を配り試験会場に無事にたどり着くこと。どんなアクシデントにも負けず全力で試験に臨むこと。そして最後は家族や周りの支えてくれた人に感謝しながら無事に帰宅すること。
わたしの周りではアクシデントにより受験できなかった人もいましたし、わたし自身も受験最後の年、本番1週間前にコロナウイルスに感染してしまったこともありました。こういったアクシデントの可能性は常に身近にあるものです。普通に受験できることは当たり前なんかではありません。どんなに努力をしてどれだけ時間をかけても当日全力を出し切ることができない、受験することすらかなわないことだって実際にあります。
だから合否の結果はどうであれ、まずは無事に受験できたこと、支えてくれた人たちに感謝することを忘れてはならないと思うのです。まだこれから受験する方は今はとにかくすべてのことについてがむしゃらに全力をつくすこと、そして昨日、今日、明日の受験が終わった方はその受験ができたこと自体に感謝すること。いつでも必ず受験できるものではないのです。その気持ちだけは忘れず持っておきましょう。
- 直近の出来事
子どもの部活の観戦をすることがありますが、この暑さ、親の方が倒れてしまいそうです。

