評価の基準は一つじゃない

何かを評価すること、判断することは実に難しいことです。芸術、スポーツ、趣味、仕事、ありとあらゆる場面で評価や判断が伴います。今回は、”評価・判断”について考えてみます。


※焼けたかどうか判断するのが難しいとき。

 ブレる

人間なので当然なのですが、評価や判断はブレることがあります。勝ち負けのあるスポーツや芸術など、判定する場合にブレることがあるかもしれません。本来はブレてほしくないものですが。

例えば先日終了したサッカーワールドカップ。4年前にも話題になりました、インとアウトの判定。サッカーはライン上にボールが1mmでも重なっていればインプレイとなります。この判定は非常に難しく、もはや人間の目でとらえることは不可能です。そのため、最近ではVARというデジタル技術の力を借りています。
こういったシステムが導入されるまでは審判のジャッジにゆだねられていたわけです。当然判断がブレることも多くあったことだと思います。

わたしがネットで商品を購入しようとしたとき、気にしていないようで意外と口コミなどを確認することがあります。これいいな、と思っていても口コミを見て「え、大丈夫かな?」と不安になるのです。後悔先に立たずという言葉があるように、失敗したくないという感情がわいてくるからでしょう。
それでブレるぐらいなら買わないか、まったく口コミは見ないほうが心は穏やかかもしれません。

 主観的

評価や判断には”好き嫌い”も関係する可能性があります。芸術面では特に明確なルールが決められない部分があり、そこに関しては評価する側の主観的観点が含まれる可能性があります。

コンクールやコンテストはともかく、例えば美術館などに行った場合、その人がその展示物などに心を奪われるかどうかはやはり主観的観点、好きか嫌いかでしょう。ルールがないですからね。
その人がその展示物を非常に気に入り、周囲の人に「〇〇展の△という展示物がすごく良かったよ、ぜひ見に行ってみて」と伝え、実際に見に行った方はそうでもなかった、あまり好きにはならなかったということもあり得ます。

わたしが20代のころ、東京タワーで展示されていた写真展に行く機会がありました。どういった写真展だったかは忘れてしまいましたが、その中にあった1枚の写真に心を奪われたことがあります。
ジョンレノンの白黒の写真で、彼が静かに正面を見ているだけのものでしたが、わたしはそれを見て固まった記憶があります。なぜだかわかりませんが、彼に語りかけられている気がしたのです。当然あったこともなければわたしは英語も話せませんが。
わたしにとってはそれほど衝撃を受ける好きな写真だったのです。

 税理士の評価

わたしたち税理士は日常の仕事の中で評価・判断することが多い職業だと思っています。1つの取引に関してどのように会計処理をするのか判断する、株式評価をするのにいろんな材料をもとに法律に従って客観的に評価するなど、多くの評価や判断をしていかなければなりません。そういう意味では税理士の仕事は評価や判断の連続です。

逆にわたしが評価されることといえば、税理士としての仕事ぶりでしょう。では、税理士を選ぶとき、何を基準に評価するのでしょうか。
・価格
・事務所の場所、規模
・人柄、人間性、性格
・知識の量
・対応できる地域
・対応できる業務
・連絡の取り方
・仕事のスピード
・仕事のやり方
・スタッフの人数、人柄  などなど

お客様によって判断基準はそれぞれです。わたしのようにひとりがすべて対応するのが良いと思う方、大きな事務所でいつでも連絡が取れる方が良いと思う方など、選択するポイントは様々です。

これまでお客様からは、話しやすい、聞きやすい、丁寧に教えてくれるといったありがたいお言葉をいただいたことがあります。税理士としてできなければならない仕事もさることながら、こういった付き合ってみなければわからない部分も評価・判断の材料になり得るものだと思っています。
そのため、こうして毎日の発信を通じてわたしの人となりを伝えているつもりです。
なんか違った、とならないように。

  • 直近の出来事
    夏休みとはいえ、毎日のように学校へ行く子どもたち。この暑さで熱中症にならないか心配です。