会計の勘定科目の違いが分からないとお客様に質問をいただいたことがあります。似たようなものなのに両者には違いがあるというものについて考えてみます。

※休日と平日の違い=人が映り込まない。
車両運搬具と車両費の違い
”車両”という名称のついたそれぞれの勘定科目、車に関するものであろうことは一目瞭然です。お客様が入力された会計データを見るとこのあたり混同していることが見受けられます。確かにどっちも車両なのでわかりにくいですね。
まず、車両運搬具ですが、これは車そのものを表しています。会計上、1つの物品で10万円以上するものについては一度に経費にすることはできないというルールが存在します。このルールに従い、車本体を購入したときはその購入金額を車両運搬具という固定資産に計上するのです。車両運搬具という経費ではありません。
車を購入した場合は経費にならないということではなく、一定の年数にわたって経費化していくという処理をしますので、車の購入金額を数年間にわたって徐々に経費計上していく、ということです。この経費計上を減価償却費といいます。
次に車両費ですが、これは車両の後に”費”がついていますので、経費に計上できるものということです。購入した車本体ではなく、その車のガソリン代や車検費用など車の維持に伴う支出などを計上していきます。この場合はその事業年度で一度に経費として計上することができます。
もし、車本体を購入した場合にそれが中古車などで購入金額が10万円を切る場合には車両費などの経費で計上することが一般的です。
リース料と減価償却費、どのように経費になるのか
車つながりということで、車を購入ではなくリース契約した場合にはどうなるのでしょうか。リース会計は厳密にいえば非常に細かくなるので、今回は単純にするべくリース契約で費用化できるものとして考えます。
車をリース契約した場合には、購入した車の会計処理と区別してリース料という経費で計上します。リース契約は数年間で支払をするものが多いでしょう。月々のリース料をリース期間の数年間、一定の金額を経費として計上してくことになります。経費として計上できる金額が一定になるというのがポイントです。
これに対し、先ほどの車本体を購入した場合の経費処理である減価償却費は車本体の金額を一定の年数で経費計上するものであるため、リース料と効果が似ています。リース料との違いは、リース料が一定額であるのに対し、減価償却費は金額が変動することがあるということです。
減価償却費には計算方法が複数存在し、定額で経費になる計算方法や、毎年金額が変わる方法もあります。どの方法にするかは事業者が選択することができますが、定額で経費になる計算方法やリース料として計上する場合は、毎年一定金額が経費になるのでわかりやすいということもあるでしょう。
消費税にも違いがある
さらにこれに関連して消費税にも違いが出ることがあります。
車両運搬具を購入した場合の消費税の処理は、その購入の時点で車両全体の消費税を計上することになります。車両自体が消費税の課税対象なので当然その購入の際に消費税を一緒に支払っているはずです。
そして購入の翌年以後は減価償却費として経費計上しますが、購入した時点で消費税を計上しているため、翌年以後減価償却費と一緒に消費税を計上することはしないので注意が必要です。
車両費は支払のたびに消費税を含めた支払いをしていますので、そのタイミングで消費税を計上することになります。リース料も車両費と同様の取り扱いになっています。
会計には似た名称の勘定科目、同じような内容の勘定科目が出てくることがあります。名称に惑わされないよう注意が必要です。
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ウォーキングのときに見たことない蝶々を見かけました。アオスジアゲハという名前だそうです。

